Chelmsford City Racecourse ROUND2

競馬場レポート第2弾! 2016年5月4日
こちらイギリスはすっかり春の陽気になって、この日もお天気に恵まれました!
そして日照時間が延びたので、eveningの開催でしたが明るい日差しの中で楽しめました!

今回は馬券の種類のご紹介から、

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上から、単勝、複勝、応援馬券(単+複)、3連単、馬単、ワイド
という方式があります。

加えてWIN5のように、複数のレースの勝ち馬/入着馬を当てる賭け方もあります。
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ちなみに私、前回と今回2戦とも帰るまでの全レース賭けましたが・・・
前回 1/4レース当たりマイナス収支
今回 3/4レース当てどもマイナス収支
相変わらず買い方が下手です。そもそもワイド式でしか買っていないという(^^;
パドックの時間はおよそ5分?日本のパドックよりは短く感じます。ジョッキーが乗ったらそのまま周回せずにコースへ行ってしまうし、後から出てきて「君パドック一周もしてないでしょ!」という子がいたり・・・私には考える時間がたりない・・・(><)

そんな私の話はさておいて、
前回気づかなかったのですが、エントランスに当日のレーシングプログラムが2.5ポンド(約380円)で売られていました。中の情報はオンラインで無料で手に入る内容ですが、記念に購入。
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そしてこの日、
なんとあの、世界のトップジョッキー、デットーリがたった1レース騎乗の為にこのマイナー競馬場に来ていたのです!!
前日レースカード(出馬表)で名前を見た時目を疑いました Σ(゜Д゜;;;;;)!!!!!!
ミーハー心がうずいて・・・パドックで『デットーリ、デットーリ///////』とぼそぼそ言いながらスマホを構えていたのは内緒。

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Al Shaqab Racingの勝負服を身にまとったフランキー・デットーリ。もちろん一番人気。

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馬はデビュー戦2着、前走1着のShaan (Iffraaj x Evening Time [Keltos]) 父は短距離からマイル、長距離まで活躍馬を出している種牡馬。今日のレースはマイル戦。

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まぶしい!まぶしいよデットーリ!!

そして結果は・・・レース映像



















人気を分け合ったGodorphinのロイヤルブルーを纏ったウィリアム・ビュイック騎乗の MISE EN ROSE (War Front x Buy the Barrel [E Dubai]) に差され2着!!
って、ビュイック!!!!!日本にも短期免許で訪れている大舞台で活躍しているビュイックがこのレースで勝利をおさめました。
デットーリにばかり気をとられていて、ビュイックの存在が薄れていた・・・大変失礼いたしました・・・。

また、このレース。もう一つ個人的に反省する点がありました。
それは、3着に入った最低人気のINDIGOちゃん(Medicean x Jessica Enis [English Channel])。パドックで見た時、一際小さく、一緒に来た友人と『幸が無さそうな顔をしている』と小ばかにしてしまった馬。故に馬柱もよく見ず、馬券の候補から即座に外してしまった子。
ただ一瞬、ジョッキーが跨った時にスイッチが入って意気込む姿勢が見られましたが、まさか・・・
レース映像でご覧のとおり、上位2頭にあの長い直線でずーとずーと、あの小さい体で食らいついていました。
過去の成績をよく見たら、この競馬場での3戦1,2,3着。とても相性の良いコースでした。なのに最低人気って!最低評価って!!
皆、彼女の風貌を鼻で笑っていたのでしょうか。

『幸が無い顔』なんて女の子に対してとても失礼な事を言ったバチが当たりました。
本当にごめんなさい。


そして、今回ご紹介する私のハイライト馬は、
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この牡馬、Dream Factory (Manduro x Istishaara [kingmambo])。
父Manduroは、2歳時からその強さの片鱗を見せドイツの2歳チャンピオンとなり、そこから仏・英のG1戦線で世界の強豪達と肩を並べ、5歳時にはGⅠ3勝を含む重賞5戦を圧勝無敗という功績をおさめ、世界一に輝いた驚異の成長力を持つ中距離の超一流馬です。
近年の産駒では、GⅠを含め6連勝中の4歳馬 Vazirabad (Linamix) が3000m以上の長距離で活躍しており、また、現在デビューから3連勝でマイルGⅠを勝っている3歳馬 Ultra (Nashwan)が際立っているところです。

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さて、Dream Factory に話を戻しますが、この日はデビュー2戦目でまだまだ可能性を秘めた馬。
レース映像
2000mの今回のレースでは、中団追走から早めに仕掛けられ、一度は先団から突き放されるも直線で盛り返して3位入着。
この馬を買った理由は、とても個人的な理由が重なった事からでしたが、しっかり馬券に絡んでくれました。
前レースを見ると、かなり早い段階から追われ続けている様子なので、馬がレースをやめてしまうのか?まだ精神的に未熟な所があるようですが、今回の3着で風向きが変わっていく可能性は有ります。

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実はこの日が日程的にラストチャンスの競馬場訪問でした(><)もっと時間をつくって(勇気を出して・・・)他の競馬場にも足を伸ばしてみるべきだったな・・・
でも、沢山の学びがありました!!


以上、Chelmsford City RacecourseレポートRound 2でした。

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# by umako---horse | 2016-05-09 05:03 | 馬について

Chelmsford City Racecourse ROUND1

地元の競馬場へ行ってきました!!
大学から車でおよそ20分の距離。こんな近くに競馬場があるなら行くっきゃない!!と既に2回参戦しています。
今回は、競馬場の様子と観戦1回目の時の模様をお伝えします。

その名もChelmsford City Racecourse
実はこの競馬場、イギリスの歴史ある数々の競馬場の中で、最も新しく設立された競馬場であり、Taunton競馬場の1927年設立以降、約80年ぶりの設立はイギリスの競馬界においても斬新な動きでした。
2008年設立!運営上の理由で1年で廃止...そして2015年に開催が復活した競馬場なのです。

この競馬場はオールシーズンで開催しています。コースはオールウェザー(AW)、ターフは生やし中です(^^;
開催スケジュールの事をFixture Listと言います。そして催されるレースのことをMeetingと言います。
ちなみにこちらがChelmsford City Racecourse 2016 Fixture List (リンク)
開催時間は日によって、午後・夕方・夜と異なりますが、約7レースを毎回開催しています。

コースは左回りで一周1700m、平坦な400mの直線。日本で言うなれば回りが違いますが、大井競馬場のコースと近いと言えるでしょうか。
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競馬場図↑
エントランスに着いたら、地下を歩いてコースの内側のスタンドへ行って観戦します。

では早速競馬場ツアー!(物見ばかりしていて全く良い写真を撮れませんでしたが・・・)
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地下を抜けて、
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スタンドへ向かう道のり。この日はイギリスなお天気(1/24/2016)

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スタンドの建物へ到着!
中はブースが分かれていて、一般人でも入れるエリアと、特別チケットを持っている正装の人のみ入れるエリアと分かれています。
ちなみに一般入場料は約15ポンド(約2300円)です。早割りで12.5ポンド(約2000円)。。。高いですね(^^;
もちろんドレスコード有りで、不適切な格好はアウトです。見たところ、一般入場でジーンズや小綺麗なトレーナーやパーカーは有り。

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中には、バーとホットドッグやバーガーを食べられる売店があります。

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そしてブックメーカー。買い方はブックメーカーか、Toteか。
Toteの買い方は日本の競馬と同じものと言えます。マークカードで、掛け金がプールされそこから配当が分配されます。

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建物の外、パドック側にはこんなベンチも並んでいます。お天気が良い日はここで陽に当たりながら、お酒を飲んだりタバコを吸ったり、ピクニック気分になれます。

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直線の方へ周って、ゴール版前。スクリーンがとっても小さく感じますね・・・。

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ここはパドックなのですが、レース後上位3頭はパドックに戻り着順通りに並び、記念撮影?関係者が少し集まってお喋りして、一息ついたら引き返す。といった様子でした^^;
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この子が私にとってこの日のハイライト。
Dark Side Princess - Strategic Prince x Brazilian Breeze (Invincible Spirit)
父Strategic PrinceはDansiliの特徴を受け継ぎ、2歳GⅡ2勝を含む8戦3勝。2歳戦では一度も掲示板を外す事はなく、1000m~1400mで活躍した種牡馬です。また母Brazilian Breezeは9戦し1000mを1勝、内7戦は掲示板以内という堅実な走りを見せ3歳で引退しました。
母自身がPivotalの血も汲む超スプリンター血統であり、出走した産駒はDark Side Princessの他にはおらず、その可能性は未知数。

惜しくもこの日(1000m)は半馬身差で2着に敗れましたが、地味な血統ではあるものの、この早熟スプリンター血統はDark Side Princessにしっかりと受け継がれており、その馬体には溢れんばかりの闘志があらわれていました。
活躍のピークは近いかもしれませんが、この日の彼女は一際目を惹き印象に残っています。


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友達が飽きてしまったので、帰り際にレースをパシャり。
写っている建物がスタンドで、地下道を通った外のエントランスから、コースの外側から写真を撮りました。


まだまだマイナーな競馬場であるが故か、観客数は"人混む"ほどではなく、
日本の競馬とは違って、やはりレジャーでお出かけの場所。といった雰囲気でした。
ゴール前で声援を上げるのは数名ほど(^^;

続いて、Round 2をお届けします。

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# by umako---horse | 2016-05-06 22:08 | 馬について

Olympia Horse Show 2015

行ってきましたOlympia Horse Show 2015 !!

ロンドンで毎年開催される、イギリスの馬な人にとっては恒例のクリスマスイベント。
毎年この時期になると"Olympia! Olympia!!"と周りの子達がFacebook等に『行くぞー!行ったぞー!!』と投稿していて、
・・・いいなぁ。イギリスに居るんだから一度は行かないとなぁ・・・と思いつつ、
丁度この時期は課題の提出時期と重なるので、何か月も前にチケットを買っておくという決断は出来ずに、この2年間参戦は果たせず。
チケットも高目だし、良さ気な席は即完売だし、初めて行く者として"どうなのかな~"と、なかなか踏み出せずにいましたが

超ラッキーな事に、間近になって良い座席の60%OFFチケットが手に入り、課題も期限前に終わったし
買い!!と即ポチっとしました。


ではではOlympia Horse Show レポート

見に行ったのは木曜日の午後の回。
午後の回・夜の回とあって、どの曜日もほとんどのイベント内容は同じですが、夜の部の方が超メインイベントが含まれています。この木曜日の夜の回は、
あの、壁(ブロック)を飛越し高さを競うPuissance(ピュイッサンス)
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(Source: https://www.gumtree.com/p/other-sport-tickets/olympia-horse-show-puissance-2015-tickets-x2-or-x4-second-row-seats-middle-block-/1146284734)

さぁ到着。ショーは12時からですが9時から開いています。というのも、ショーそっちのけでショッピングを目当てに来る人も多いと言われるショッピングゾーンを開放する為。
早速ウロウロしてみる。大混雑を予測していましたが、ガラガラでした。平日の朝だからかな?
お店の数や規模的にはさほど大きいものではありませんでした。
2階に出ているお店はややposhな感じ。
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2階にはボックス席が設けられているのですが、どんな感じなんだろうと、2階のトイレに行くフリをしてボックス席ゾーンに繋がる勝手口を入ってみると、
カーペット敷きに、壁は一面ギャラリー!(素敵!)
正装の人達と黒服の人達が!!
速攻引き返しました(汗)


お店も堪能したし、いざ会場へ。
まだ開始には時間があり、人は全然いません。なので、あちこちに座って眺めを比べてみました。
ちなみに高い席は黒のクッションシート、安い席は赤のプラスチックシート。
私の座席からの眺めはこんな感じ。黒のシートですがかなり端。
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中央寄りの赤と黒シートの境界、赤シート最後列からの眺め。
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角、真ん中位の高さの赤シートからの眺め。
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最前列であればあるほど馬の迫力が伝わってきますが、
演目全体を見るのであれば、やはり出来る限り4つ角から離れて
長辺で中央寄りの席が見やすいでしょう。
長辺側であれば、最後列でも遠すぎず全体を見られて良い感じです。
例えどちらかに寄ってしまっても、アリーナ上部の4面スクリーンにしっかり映像が映し出されるので、それでも十分に楽しめます。
プラスチックのシートでも問題無ければ、場所次第で安いチケットでも同等に楽しめます。

わかりにくいかもしれませんが、2階に青と白のテントのようになっている所は全てボックス席です。


会場について、
アリーナの外(施設内)には沢山の食べ物屋台が並んでいて、食べ物飲み物には困りません!がペットボトル飲料の値段がお店によって異なるので注意。
お手洗いも探せば沢山あります。

ショー全体について、
一つ一つの演目は短めで、テンポよく移り変わっていきます。障害の設置や片づけもあっという間で素晴らしい!!
合間の準備時間の余興は・・・余興な感じです。みんなこの隙に買い出しやお手洗いに。


さて各演目を簡単にご紹介!!

この日は障害馬術の競技から始まりました。
WhitakerファミリーやMarcus Ehning, Scott Brash, そして憧れのBen Maherの騎乗が見られました!!Boomerangとのコンビ。
Ben Maher 弱冠32歳で馬術界の偉大な重鎮トップライダー達と肩を並べる彼、入場した時のオーラは強烈でした。
その若さからは想像できない、地の底から低い鐘の音が響いてくるような。しかしその姿は静。
なんて私の比喩はいいとして。
衝撃でした。そして今日の騎乗も美しいクリアラウンド。

優勝は軍服で出場したイタリアのEmanuele GaudianoとCaspar
この馬のパワーは半端なかった・・・


競技の緊張した雰囲気から、犬の障害競技に変わって会場の空気があたたまる。
馬術競技は静寂の中、息を潜めて観戦する雰囲気から一転
声援を送りながら盛り上がれる犬の競技で一気に会場があたたまる。結構これも人気のようで、馬じゃなくてもほとんど席を立つ人がいませんでした。

Jean-François Pignon のショー(読み方わかりませんorz)
こういったショーを世界中でされているのですが、馬好きな方だったら彼の動画を一度は見た事あるかも?
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https://nv08d.wikispaces.com/Jean+Francois+Pignon
ちょこっとグダグダなのはわざとなのかそうでないのか・・・会場を笑わせてくれます(^^;)
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Shetland Pony Grand National

シェットランドポニーのグランドナショナル!!!
グランドナショナルとはイギリスで伝統ある障害競走名
子供たちが上手に乗りこなし見事なレース!!その『ちまっとさ』や『元気さ』が可愛い!!!

2列に並んでスタート位置まで来たら"Ready, GO!!" の掛け声でスタートです。(早っ!!
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Musical Ride of The Household Cavalry Mounted Regiment

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こちらは騎馬隊のショーなのですが、
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もう感動を言葉にして伝えられない。
私は終盤にはボロボロ泣いていました。
Oh shit!!涙で馬が見えない!!となっていました。
とてもとても感動しました。言葉でお伝えできず残念です。


Extreme Driving

こちらは馬車の競技。
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これは長辺の座席に座っていた方が、全速力で駈ける時のスピードと迫力を感じられるかもしれません。
馬車に関しては無知ですが、4頭の馬を2つの手だけで操り、細やかに反応し、
小回り、俊敏、かつダイナミックに駈ける姿は圧巻!!

タイヤが遠心力で馬場をえぐり、敷料を散らしているのが見えますか?!
右前の馬の体の角度、わかりますか?!この小回り!!
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そして最後のフィナーレ
は、ちょっとメルヘンなパレードちっく。
以前行ったSuffolk Showでもやっていた、キングアーサーのお話のナイト達の戦い。
ここでも披露されていました。これは伝統あるイギリス馬イベントではお決まりの演目のようです。
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イギリスにいる間の最後のオリンピアのチャンス
行ってよかった!!
何年先でも良いからまた行きたい。と思いました。


以上、Olympia Horse Show レポートでした。
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# by umako---horse | 2015-12-18 20:03 | 馬について

Dissertation Trial

"Dissertation"とは卒論の意なのですが、先日、私の卒論テーマの実験が終了しまずは一段落。
この後、収集したデータをアナライズしたり、論じたり色々していきます。
私の卒論テーマは、日本で出会った『パーレセラピー』を馬に施し、どのような変化が見られるかを検証すること。

まだ分析はしていないのですが、正直、今回の実験で何かを示す事が出来るか不安があります。
けれど、今回の実験を行った事で馬達から学んだことは沢山ありました。それだけで私にとって非常に価値のある挑戦だったと思います。


実験やセラピーについて色々と書きたいことはありますが、今回は置いておいて。

今日はその10頭の馬達から学んだ事の一部を記します。





Amber, Danny, DD, Minty, Mossy, Odine, Pearl, Rodney, William, Willow
彼等から学んだこと。※全て私の解釈、思考、感覚による私的な見解です。


・ハ行でしばらく舎飼いだった馬が一晩の夜間放牧によって、すっかり元気に(筋肉のコリ、張り、弾力具合が明らかに違った)なる馬もいれば、放牧から帰った朝一番は筋肉も歩様も強張ってしまう馬もいる。
それは元々の基礎的コンディション、性格の違いや年齢から来るように感じる。

・セラピー期間中1頭の馬が屈腱炎の古傷を障害レッスンの際に痛め、その直前と後数日その歩様、触診、様子を観察出来たこと。

・牝馬は痛みを隠す(耐える)傾向がある。
どう見てもどう考えても痛みを伴っていてもおかしくない筋肉の感触なのに、触診時の指圧や圧痛測定器に対してなかなか反応を示さないが、セラピー後や別の日には大きく数値が変わってすぐに痛みの反応が出たりする。今回は牝馬のみに見られた傾向だった。

・年齢と慢性的な筋疲労、ダメージによって筋肉が削げてしまっている馬の筋肉の質感が他馬とは明らかに違い、弾力の無い老化した筋肉の感触を得られたこと。
その牝馬も痛みの反応が鈍かったが、胴体を触る際には耳を絞るのでやはり痛みを持っている証拠だと考える。体型的問題、長年の疲労の蓄積、正しい体の使い方をしてこなかった事から現在の彼女があるが、特別ハ行しているわけでもなく、その状態でも日々健やかに過ごしている。

・血の巡りが良くなったのか、よく自分で体を掻く馬もいる。
その牝馬も痛みを隠すタイプだった。自分でお腹周りを掻く。背部や臀部を強めに掻くと気持ちよさそうに喜ぶ。馬によっては筋疲労やダメージのある背部を強く掻くのは痛くて耐えられないであろうが、私の触診では同じくらいの筋肉のコリ・ダメージに感じても馬によっては痛みにまで達しておらず、強く掻かれて気持ちいい程度の馬もいる。

・気遣い性の馬が本当にリラックスしている様子を垣間見る事が出来た。
とてもお利口で大人しく従順な馬がいた。彼はとても慎重な性格で人間に気を遣い、必要とあれば勇気を出して人間の要求に応えようと自らを乗り越えようと頑張るタイプで、自身の緊張や戸惑いを隠し大人しく従順でいる。一切の反抗の姿勢を示さないので、騎乗レッスンや他授業でもとても重宝されているが、実際彼が感じているストレスは大きいと思われる。その彼が回数を重ねるごとに徐々にセラピーと私に対して緊張を緩め、彼がリラックスする姿を見る事が出来た。
このセラピーにおいて、患者がセラピーを受け入れて『心地よい』と心身共にリラックス出来る事が非常に重要である。

・セラピーを受け入れ心地良くなってうたた寝する馬もいれば、何をされても無関心で最初から最後まで『おいらは眠いんだ。好きにすれば』とうたた寝する馬もいる。
この馬とのコミュニケーションは難しかった。セラピーや私を受け入れるというより、受け流していたので会話を成立させる事が出来なかった。このセラピーにおいては、馬との会話、馬の訴えている事を読み取る事が非常に重要である。

・初日から最終日まで、その馬の感覚や考えている事が掴めず、意思疎通が図れなかった馬もいる。
性格的にあちらこちらが気になるけど飽き性で、撫でてもらう方が嬉しい。という感じで、セラピーはあまり受け入れなかった様子。

・まだ大学に来たばかりで周囲の音に敏感なのも相まって未だ環境に慣れず、最初に引き馬をした際には私のペースに合わせて歩く事も困難で、馬房でセラピーを行う際には緊張して乾草を食べるのを止めて固まってしまっていた馬が、回数を重ねるごとに私とセラピーを受け入れ、セラピー中も馬房で乾草を食べ続けられるようになり、私の横を落ち着いて歩けるようになった。
身体的なセラピーの効果よりも、彼女から見る事が出来た精神的な進歩は非常に大きい成果だと感じた。

・馬の状態は一日を通しても同じ時は無く(放牧から戻った時、精神状態も含め食事前後と食事中、騎乗後、休馬で舎飼い等)、また、同じ生活サイクルでも昨日と今日とは異なり、そして一頭として同じケースには当てはまらない。


ということを今回彼等から教わる事が出来ました。
一頭一頭違うことは、人が一人一人違うように当然な事なのですが、それを今回改めて体感することが出来ました。
馬一頭一頭から学ぶ事はとても沢山あり、経験して馬から教わる事が何より自分の引き出しを増やし深めると実感しました。


最後に私事ですが、
今回、反省と後の自己学習用にと全頭のセラピーを動画に撮ったのですが、
私、馬といる時は良い顔してるな。と自分で思いました。

あと、ビデオを見直していて気付いたのが、私もチューイングをしていたこと(リラックスしている際に働く副交感神経によって消化活動及び唾液の分泌が促されることで、馬が口をモグモグさせる行動。馬のリラックスのサインとして知られる)が度々あったこと。自分では全く記憶に無く完全に無意識でした。
同調、もしくは安心してもらおうとし過ぎて、自分が馬になっていたようです。


↓これはセラピーが終わって下唇がユルユルになってるのをイタズラしているところ(^^)
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# by umako---horse | 2015-11-16 10:23 | 馬について

The 3rd year has begun

ご無沙汰しておりました。
前回のブログ記事から、2年生が終わって、夏休みも終わって、3年生が始まりました。
日本で過ごした夏休みは予定を詰め動き回る日々を心がけ、1週間とて同じ場所に留まる事なく、東京埼玉千葉をぐるぐるぐるぐる動き回るのをベースに、馬の用事だけでなく家族旅行も含め、静岡、長野、福島、北海道×2にも行ってきました。
東京近辺からあまり離れた事のない私にとっては、かなり広い行動範囲でした。



近況報告は
・9/3にイギリスに戻りました。
・9/4から10日間の馬マッサージ資格コースを受講しました。
・イギリス到着時から大学のネットに一切繋げられず、大学のITサポートにセッティングをお願いしたらカクカクシカジカで修理に。
・もう学期が始まるというのに一向に修理が終わらないので、耐え兼ねてサブのパソコンを買う。
・学期が始まる。
・先日やっとパソコンが帰ってきて(24日ぶり)、色々な動作の確認やら再インストールやらをして、やっとパソコン環境が落ち着く(ちゃんと機能するパソコン無しにはこの大学生活は生き伸びられません!)。
・授業と課題、卒論、資格コースのExternship(マッサージの実習)を並行して頑張ってます。



馬マッサージ資格コースは、10日間8AM-5PMまでみっちり座学と実技。
分厚い教科書とwork bookを授かり、馬の骨格や筋肉などのAnatomyの知識があることを前提にコースは進むので(分厚い教科書はほとんど授業中には使わず、宿題として読んでくる)、1,2年生でAnatomyやPhysiologyの勉強でそれら用語に親しんできた生徒にとっては良いアドバンテージで、且つこのコースでSkeletal system, muscle, bony landmarkなどマッサージをする上で要の知識を、実技を通して掘り下げて学ぶことで、3年のBiomechanics, Massage & Rehab, そして卒論の内容にも非常に活きると感じました。
このoptionalのコースを2年と3年の間の夏休みに置くのは納得です。

半年以内に筆記試験とマッサージの実習とレポートや諸々を提出して、パスすれば資格取得となります。
この資格を取得することは留学を決めた目的の一つなので、どうにか無事に取得して日本に帰れたらと思います。


今後、卒論のセラピー実験期間もあるので、更に忙しくなります。
大学の厩舎との折り合いで、1日5頭×12日(連日)…計画していたものよりずっとハードなスケジュール(勿論授業も受けながら)になりましたが、その分短期で済ませられるので、頑張ります。



話が変わりまして、少しお写真を。

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これはこの間、後輩ちゃんが撮ってくれた、マッサージの練習第一回目の時の写真。
決まった順序通りにマッサージをしなければいけないのですが、初めてなのもあり2時間かかった・・・。



こういう多忙な時ほど外の陽気が良い此方Essex, UK
でも昨年よりは冷え込みが早く感じます。

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ベッドに横になって窓を見上げた景色

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全て部屋の窓から見える景色。2階の部屋が当たりましたv

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テーブルを作って、テーブルクロス(布)を買ってお花を飾ってみたのですが、なんか・・・献花台みたい?染めようかとか全体に模様を描き込もうかと思いながらも、その労力も時間も割いてる余裕が無い事に気づき。そのうち違和感を感じなくなる。

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縦置きの本棚を買ったのですが、想定していたものと少し違っていて、縦だと中くらいの高さの本も入らなかったので、寝かせ。
相変わらずちょっとボケてますが・・・。
こっちの方が部屋の空間的によろしいので結果オーライ。
この後白いストールを買って敷いてみた。
脳味噌がアーティスト(自称)なので、お花の手入れやリアレンジでお花に接する事で脳に良い刺激と気分転換になります。



今回はざっと、
渡英してやっと落ち着きました。というご報告まで。
更新率はどんどん低くなってますが・・・ご容赦ください。
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# by umako---horse | 2015-10-06 08:16 | 日記


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by Yuka Mori

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・英語習得(実行中)
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【人に尽くしてくれる馬達に、
未来が約束されなければならない】

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